風 呂 屋 入 門


ようおこし!初心者の方も"つう"の方もまずは風呂屋探しからはじめましょう。



1.風呂屋をさがそう  けっこう多い銭湯
大阪府 京都府 兵庫県


大阪市 603湯 京都市 242湯 神戸市  81湯
東大阪市  79湯 宇治市・城陽市  11湯 尼崎市  77湯
堺市  55湯 八幡市   2湯 西宮市  11湯
守口市  42湯 向日市・長岡京市
乙訓軍郡
  6湯 伊丹市   6湯
豊中市  36湯 芦屋市   1湯
寝屋川市  28湯 亀岡市・船井郡   3湯 川西市   4湯
八尾市  23湯 綾部市・福知山市   7湯 宝塚市   1湯
門真市  26湯 舞鶴市
  4湯 三田市   2湯
岸和田市  23湯 宮津市   2湯 明石市  10湯
大東市
四條畷市
 14湯 三木市   2湯
加古川市   2湯
茨木市  11湯    高砂市・小野市   6湯
吹田市  16湯 西脇市   3湯
松原市  14湯 姫路市  20湯
高槻市  13湯 竜野市・相生市
赤穂市
  4湯
枚方市  14湯
摂津市   9湯 洲本市
津名郡・三原郡
 15湯
泉佐野市   9湯
泉大津市
高石市・泉北郡
  9湯
池田市・箕面市   9湯
貝塚市   7湯
柏原市   6湯
藤井寺市   4湯
羽曳野市   4湯
和泉市   7湯
富田林市   1湯
河内長野市   1湯 以上2002年7月現在
泉南市   1湯 各公衆浴場業環境衛生同業組合名簿ヨリ











2.近所の風呂屋を見つけよう

 タウンページで検索  

電話帳も良いが職業欄や屋号を掲載せず、個人名の場合が多いのでけっこうむつかしい。




 大阪お風呂マップ

大阪府下のお風呂屋さんについては、大阪府公衆浴場業環境衛生同業組合(大浴組合)発行の「大阪お風呂マップ’96」がある。
ただ、発行当時1320湯あった府下銭湯数は2000年6月で1182湯に減少しているので要注意。



 煙突を探す

大阪近郊は白い“ハチマキ”が風呂屋の目印
効率は良いが近代的銭湯の中には煙突が無い所や、低いものが多い。



 思いきって散髪屋からせめてみる  

関西には散髪屋とセットの風呂屋がけっこう多い。



 ふろ好サミットにアクセス  

ふろ好サミットには会員への情報として京阪神ならびに周辺の風呂屋詳細地図がほぼ網羅されている。はなしが早い!




まずは町内から、無ければ自転車で少しエリア拡大!

古い風呂屋には前を通ってても風呂屋と気づかないものもあり、利用していない近所の人にたずねても知らないことが多くなっているので注意。



     










3.自分好みの風呂屋に出会おう

お風呂屋さんの施設内容は工事業者、いわゆる工務店や設計者によって左右されるところが大きい。したがって、この工事業者を見分けることで好みの風呂屋をGETできるわけである。
大阪周辺には現在ざっと10数社の
風呂屋建築業者が存在する。外観や看板、内装のほか設備金物などで見分けられるものがあり、自分好みの風呂屋にねらいをさだめるのも少しマニアックな気分。 

● バラエティをエンジョイ­­­­­­­­­­大一(現、アクアプロ)
いろいろな設備を楽しみたい欲張りな方や健康ランド指向、近代的な銭湯を好まれる方へ
● 充実内容の実質派には­­­­­­­­­­ナニワ
施設の機能はシンプルでも豊富な内容を望まれる方、生活湯では少しもの足りない方へ
● オーソドックスな銭湯派に­­­­­­­­­­ツルカメ
ゆったりとお湯を楽しみたい方、なつかしさを求める方へ
● おもむきも重視する本格派に­­­­­­­­­­植田
設備機能と同時に、風情もなければ…という方に
● 中身の濃い施設を求める“つう”は­­­­­­­­­­アセル
設備に確かな手ごたえを感じたい方、施設内容重視の方におすすめ
工事業者の傾向で「自分好み」を見つけておくと、よりお風呂屋さんライフが楽しくなることうけあい!
もちろん、内装や設備の内容は個々のお風呂屋さんで異なるのは言うまでもない。自分好みのお風呂屋さんは自分の体感で。
   










4.さあ、出かけてみよう!
準備
風呂桶風呂セット、着替、バスタオルなど
風呂銭(入浴料)、サウナ料金、風呂上りの牛乳代金など
  
服装
軽装、風呂上りはやはり素足にサンダルやげたばきが気持ち良い。  
営業時間
開店は午後が多いので注意。営業時間は午後3:00位から夜12:00位までが多い。最近は24時間営業のお風呂屋さんや、朝風呂をやっている所、午後からオールナイトで営業しているなどユニークな営業時間の風呂屋もある。
休業日
週一回、曜日を決めて休んでいる所が多い。
又、昔多かった5・15・25など旬休もまだ残っている。
なお、元旦営業を含め年中無休で365日は入れるありがたいお風呂屋さんも増えてきている。


風呂桶はたいてい風呂屋に備え付けられているし、タオル・石けん・シャンプーなどの「手ぶらセット」、貸バスタオル、下着も販売している所が多いので何も持たずに出かけてもOK。
大金持参は禁物!プロの“板の間稼ぎ”(脱衣場荒し)にはとうていかなうものではない。
のれんをめざしていざ出発。入口にのれんが掛っていれば営業中、ただし雨の日などは濡れるのをさけて中に吊られている場合もあるので要注意。「のれんの向こうはどんな極楽?」楽しみにのれんをくぐろう。

  





5.はきものを脱ぐ       
  
銭湯は全ての服を脱ぎさってオールヌードになるところである。そのため男女別々の施設になっている。その第一歩が下足室ではきものを脱ぐ行為と言える。考えれば自宅以外で靴や衣服を脱ぐというのも現代社会では不思議な行為なのかも知れない。
大阪など阪神間のお風呂屋さんは入口を入ると下足室があり、はきものを下足箱に入れてさらに男女の脱衣場へ分かれて入る形式がオーソドックスである。関東や京都の古い銭湯には建物の入口から男女が分かれていて、それぞれの脱衣室と一体の下足場方式となっている所もあり、のれんをくぐる時に男女の別に注意を要する。
もっとも近年では「男女どちらに入るべきか」本人のみならず周囲も苦慮するケースが多々あるかも・・・。
下足室にははきもの一足ごとの下足箱が用意されていて、木札錠が付いておりこの木札「ゲタ札」を斜め上へ抜くと錠がかかるのが一般的である。(開ける時はゲタ札を差し込んで押しこむだけ)ゲタ箱は8段位あり、ずらっと並んでいて入れた場所は忘れるので必ず鍵をかけよう。又、雨の日など傘箱の鍵もはきものといっしょにゲタ箱に入れておくのが合理的である。ゲタ札は浴室へ持って入らず、脱衣箱に入れておく。傘鍵をゲタ箱へ、ゲタ札を脱衣箱へ、脱衣鍵だけを身につけて入浴するという具合である。
昔はゲタ箱が足りず、はきものは土間に脱ぎっぱなしだったので、盗難や取り違えなどのトラブルが日常であったが、今はゲタ箱も十分用意されているので必ずはきものはゲタ箱に入れるようにしよう。










6.風呂銭を払う
風呂屋の料金は前払いである。番台フロントに風呂銭を直接手渡す銭湯と、自販機で券を買ってフロントなどに渡すものがある。最近はロビーのあるお風呂屋さんがふえて、券売機スタイルをよく見かけるようになった。サウナが別料金となっているところは、入浴料といっしょに番台などで支払う。ただ、番台ではサウナ料金を掲示していないお風呂屋さんが多いので、あらかじめたずねることをおすすめする。又、石けんなど風呂用品の購入も初めにすませておくのがよい。すっぽんぽんになってからあわてて脱衣箱をひっくり返してお金をさがし、番台のまわりをうろうろするはめになってしまう。
風呂銭などは小銭を用意しておく。風呂屋は小額商いなので高額紙幣のつり銭を用意していないところもある。昔は番台でつり銭を用意しているあいだに女風呂を覗こうと、わざわざ高額紙幣を準備する輩もいたようである。
なお、貴重品は必ず番台やフロントに預けること。プロの“板の間稼ぎ”は確実に獲物をとらえることを頭に入れておくべきである。最近は貴重品ロッカーを備えているお風呂屋さんもあるが、ロッカーキーや貴重品札は体に着けて入浴するべきで、脱衣箱に入れておいては何にもならない。
風呂屋によってはトラブルを恐れて貴重品の預かりを嫌がるところもある。お風呂屋さんには貴重品を持参しないのが無難である。
P.S.
風呂銭を払う時いっしょにゲタ札を預けるお風呂屋さんもあるので、フロントまでゲタ札はしまいこまずに用意しておいたほうが良い。










7.服を脱ぐ
いよいよお風呂屋さんならではの“服を脱ぐ”という行為に入るのであるが、最近は男女の浴室を日替りで入れ替えるところもあり、ロビーから脱衣場に入る時は注意を要する。
フロントでロッカーキーを手渡される風呂屋以外は、どの脱衣箱を使ってもよい。常連はだいたいの場所が決まっていたり、自分のラッキーナンバーを選んだりしている。男女の界壁の鏡の前などにある低いタイプのものは、箱の上に荷物が置けるので女性に人気のようである。又、東京や京都のお風呂屋さんでは脱衣籠のスタイルも今だ健在である。
衣類は全て脱いで、すっぽんぽんになる。今は、家庭風呂が普及して人前で裸になることなどめったになくなった。子供がパンツのまま浴室へ駆け込んで行く話はよく耳にする。
鍵は押し込み錠が多く、横の突起部を押し込むと鍵がとび出して掛かる。開ける時は、裏表を確認して数字が書いてある方(表側)を手前にして差し、押し込む。
必ず鍵は掛けよう。脱衣箱の扉を開けたとたん、先客のしわくちゃのパンツが現れることがある。見たくない!又、女風呂などでは脱衣箱の服をごっそり盗まれることもあるらしい。鍵は掛けて、身に付けて。










8.入浴準備
体操はあえてする必要はない。トイレは重要である。特に子供は体が温まると尿意を催すので必ず入浴前に済ませておく。よく子供が洗い場の排水口でおしっこをしているが、親は汚いと思わなくても周囲にとっては大いにひんしゅくものである。たいてい、便所へ行くのがわずらわしい親が「そこでしとき」と指示しているようである。又、お年寄りなどは浴槽や浴室で“大”をおもらしすることもあるので十分に気をつけなければならない。

タバコは必ず脱衣場で消して入る。浴室は湿気が多いので臭いが広がりやすく、煙たい。浴室での喫煙は、嫌煙者にはもちろんであるが、愛煙家にとってもはた迷惑なことが多い。

入浴前に、はかりに乗る人は多い。昔から風呂屋の脱衣場には必ずといってよいほど体重計が置いてある。古いものは丸い目盛盤の頭を持った胴長の独特のはかりであるが、最近ではヘルスメーターやデジタル式の体重計もある。たいてい、入浴前と入浴後に体重のチェックを行っていて、体調を点検しているようである。昔は学校の保健室と風呂屋くらいにしか体重計がなく、日常的に風呂屋で体重をチェックして健康に気をくばる習慣が今も残っているのかもしれない。他に身長計や血圧計も備えているお風呂屋さんもある。  
追記
古いお風呂屋さんには便所が“無い”ところや、“脱衣場の外”というところもあるので用心しなければならない。










9.いざ浴室へ
浴室の入口はたいてい片引戸になっている。中には自動ドアの所もあるが、ほとんどは半自動なので右か左に引いてあける。半自動扉は動きが軽いので開閉は静かに!又“半自動”があまくなっている場合も多いので閉まっているかどうかを確認する。冬場など、冷たい風が浴室へ流れこんでひんしゅくを買う。小さな子供連れの場合は特に気をつけよう。
浴室での最初の行為は「掛り湯」である。寒いからといっていきなり湯舟に飛びこむような事は決してしないこと。お風呂屋さんは不特定多数の人が利用する所である。「自分の体は清潔だ」と思うかも知れないが、お互いにマナーを守ってこその楽しい風呂屋ライフと心得るべし。温泉地や健康ランドではよく見かけるが、最近は風呂屋で掛り湯をしている人をとんと見かけなくなった。せめて湯舟の湯でサッと体を流すくらいは心掛けたいものである。
浴室に入って来て洗い場へ直行し、先に体を洗っている少年などを見かけると、親の躾のよさに感心させられ、ほのぼのとした気持ちになる。われわれの幼い頃は、浴室に駆け込むなりいきなりドボンとやるもので、「こら!ちゃんと“前”と“うしろ”を洗ってから湯につからんかい!」とよくしかられたものである。
掛り湯で“前”と“うしろ”を洗ったら準備完了。さ〜て、どこから攻めようか。










10.まずは超音波風呂から
いわゆるジェットバスである。高圧噴流によるマッサージで、気泡の炸裂時に超音波が発生するとされ、お風呂屋さんでは超音波風呂と呼ばれている。他にハイドロバスとも言う。関西のお風呂屋さんは、超音波や気泡を利用した“バラエティ浴槽”が充実している。寝風呂座り風呂エステバスなどさまざまな工夫をこらしている。中には、浴槽底からのジェットの吹出しで体を浮かせる「うきうき風呂」や、肩に噴流をあてる「肩たたき」などもある。
超音波風呂は、湯をかき回しているぶん温度の低い場合が多い。ぬる湯好きの人には入り易く、ゆったりできる浴槽と言える。人気があって、のんびり長湯になりがちで、待たなければ入れない場合もある。入る時は、底が見えないことが多く、深さがまちまちで、底も平らではなかったりするので十分注意が必要である。又、エステバスなどは噴流が強力なので、流されないよう手摺をしっかり持っておくことをおすすめする。なお、押ボタン式の場合もあり、ボタンを押すと一定時間作動して、自動的に停止するようになっている。ボタンを押さなければいつまで待っても動かないので、浴槽周辺のスイッチを探そう。浴槽の縁にエア取入れ口がある場合もある。エア取入れ口は絶対にふさがないように。空気が混ざっていなければただの“循環湯”になってしまう。
超音波風呂では血行が良くなって体が痒くなるが、湯舟の中ではあまり掻かないようにしよう。湯は清潔に。










11.ついでに気泡風呂
外国映画などのプールサイドで、ゆったりとくつろいでいる泡ぶくの湯舟を見かけるが、あれである。もっとも、最近のお風呂屋さんでは超音波と組みあわせているものが多く、外国映画のように独立した浴槽でゆったりと入るスタイルのものは少なくなった。
ほとんどは浅い湯舟で、気泡で湯がさめることから湯温の低い場合が多く、足をなげだしてゆったりのんびりできる浴槽である。超音波風呂の“動”に対して“静”の気泡風呂といったところかも知れない。より刺激的な超音波浴に押され気味であるが、大きな湯舟の広い泡面にゆっくり体を沈めるのは実に気持ちが良い。気泡風呂には大きく息を吸ってゆったり入ろう。「あ〜っ」というため息がもれるはず。
なお、気泡の温度が低くておしりが“ひやっ”とすることもある。これは空気の取り入れ口が冷えた外気に面しているような場合である。お風呂屋さん、なんとか再考を!
超音波風呂と気泡風呂   気泡風呂の効能










12.電気風呂には中央から入ろう
電気風呂(ヘルツバスなどと書いてある風呂屋もある)は古い歴史をもつ、お風呂屋さんの長寿アイテムである。1.2mくらい離した電極板の間に微電流が流れていて、その間に体を置くと“ビリビリ”する。電気の刺激でマッサージ効果をねらったものである。
電極板の方向で、横型・縦型・縦横併用型などがあり、電極板の配置から対面型とL型にわかれる。L型に極板が配置されていてもきちんと電気が流れるのはおもしろい。
“電気”と聞くと、こわごわ指先で感触を確かめがちであるが、わずかな触れ方ほど“ビリッ”とくる。大胆さが必要である。ただ、強い電気風呂にいきなりつかると手足の自由がきかず、おぼれそうになることもあるので要注意。大胆かつ用心深く!又、電気は極板に近いほど強いが、風呂屋によっては入口の縁框の内側に電極板がついているものもあり、足から入ろうとするといきなり“ビリッ”とくることもある。
電気風呂は、電極板の中央あたりから“ズボン”と入るべし。
電気風呂










13.体を洗う
体を洗うタイミングはなかなか難しい。本当は初めに体をきれいにして湯舟などにつかった方が良いのだろうが、冷える日などは早く暖まりたいのも人情である。いずれにしても毛穴の汚れを落とした方が発汗はスムーズなので早めに体を洗うのが良いかもしれない。もっとも、最近のお風呂屋さんには体を洗うという本来の役目がうすれてきており、体は家の風呂で洗って、お風呂屋さんにでは湯やサウナを楽しむといった御仁もいるそうですが。
洗い場の創りは地域によってさまざま、湯舟の縁に腰掛けて体を洗うのは大阪周辺の特徴とか。又、京都にはカランの下に洗面器を置く台が無く、床レベルに洗面器を置いて湯を注ぐ。カランはテコカランが主流で、湯用と水用が1セットになっている場合が多い。好みの温度になるよう湯水を混合して洗面器に注いで使う。お風呂屋さんによっては湯カランから80℃近いお湯がとび出すので気をつけよう。又、水の温度も一般水道水と違う場合が多い。洗い場には他にシャワーや鏡が設置され、椅子が備えつけられており、髭剃り、洗髪などもここでこなす。毛染めは公衆浴場では禁止されているのでご法度。又、大阪では湯舟の縁で体を洗うこだわり派も今だ健在のようだが、石けんの泡や洗い流した湯が湯舟に入らないように気をつけよう。体を洗うということは汚れを洗い流すということ、モラルを大切に!お風呂屋さんを利用する目的は、やはり今も“体の汚れを落す”というのが主流。頭のてっぺんから足の爪先、はては歯まですっきりきれいにしたいという気持ちはわかるが、他人の迷惑をかえりみず、ひたすら自分だけを磨き、汚れをまきちらして去るというのは考えもの。
体を洗うタイミングと同時に悩むのが、どの部位から洗い始めるかということ。合理的なのは“上から順番に”ということなのだろうが、幼い頃からの習慣などの影響をうける。体を先に洗ってしまって、頭を洗い流すとまた体が汚れたような気がする。もう一度体を洗ったりしたことはないでしょうか?そういえば体を洗って湯舟に入り、また体を洗うという行為をくりかえしている人もたまに見かける。










14.やっぱりサウナ
今やお風呂屋さんの必須アイテムはやはりサウナでしょ。あの、タラタラ流れる汗と共に体の中の悪いものが全て流れ出しているような感じ、汗をかいた後の適度な疲労感がやがてこの上ない爽快感へといざなわれるプロセス、たまりません!こんなにすばらしいものが世の中にある事を知らなかった人生がえらい損をしていたと思ったことがあるほど。
サウナは乾式湿式に大きく分かれる。蒸気や湯で直接サウナ室を温めるため湿度が高い「湿式」に対して、「乾式」は室が非常に乾燥している。高温の水蒸気に触れるとやけどをするので一般的には湿式サウナの室温は低めで、乾式サウナは高温である。湿度が低いと室温が100度近くになってもやけどをしない。どちらを好むかは人それぞれであるが、爽快感で選ぶなら「乾式」、体にやさしい「湿式」というところであろうか。関東や阪神間のお風呂屋さんでは、乾式サウナが入浴料とは別途料金になっているところが多い。又、乾式サウナを中心にロイヤルコーナー等の別途料金ゾーンを設けているお風呂屋さんもある。別料金のお風呂屋さんでは番台などでサウナ料を支払うとサウナキーやバスタオルが手渡される。バスタオルは湯上り用ではなくサウナ用である。サウナ内でベンチに敷くか腰に巻いて使用しよう。汗でベンチや床がボトボトにならないよう、自分の汗は自分で処理するのが原則である。汗をたっぷり吸った使用済みバスタオルは所定のタオル入れに返却しよう。なお、帰りに使用済みバスタオルをフロントなどに返さなければならないお風呂屋さんもあるので要注意。湿式サウナにはたいてい別途料金の設定はないが、子供の入室を禁じているところは多い。だれでも入れ、冷水などを持ち込む事も可能であるが、モラルも乱れがちになるので注意しよう。
ひたすらがまんして大量の汗を流したい気持ちはわかるが、サウナはリラックスしてゆったり楽しみたい。「がまん」と「乾き」は禁物である。
サウナバスの効能   エッセイへ










15.サウナの後は当然水風呂
サウナから一直線に水風呂をめざし、頭から冷水に飛び込みたい衝動にかられるのは人情である。水風呂を横目でにらみつつぎりぎりまで熱さを我慢し、冷水にすっぽり包まれたときの快感は何にも変え難い。ひょっとしたら、サウナで熱くなるから水風呂に入るのではなく、水風呂に入るためにサウナがあるのではないかと思ってしまうほどである。いっそサウナ室の中にとびっきり冷たい水風呂があれば最高かも。
水風呂の温度は15℃から20℃のところが多い。井戸水が年間を通じて15℃前後なので、このあたりが温度設定の基準になっているのかもしれない。今も井水を直接使用しているお風呂屋さんもある。
水風呂に入るときは、体を水温にならす為にも必ず掛け水をして汗を洗い流してから入ろう。たいていのお風呂屋さんは水をチラーで冷やし、循環再使用している。汗は油とこころえ水を汚さないため、体への思いやりのために掛け水を忘れずに。又、わざわざ湯舟の湯を入れて自分の好みの温度に調整している“マメ”な人も見かける。せっかく冷やしている水です。少しの掛け水で体をなじませれば入れるはず、資源の無駄使いは止めよう。
夏場にはプールの延長として子供たちの格好の遊び場になるなど、ともすればモラルが乱れがちになるのが水風呂である。毛穴から冷水がしみ込むような快感の水風呂、ちょっとした気遣いを。
水風呂の効能   エッセイへ

つづく