ロイヤルコーナー

一般公衆浴場は物価統制令で入浴料の上限が定められている。つまり各都道府県ごとで決められた入浴料以上の料金は徴収できないわけである。これに対し、客単価をUPさせる苦肉の策がロイヤルコーナースタイルである。一般公衆浴場部分とは別にサウナ等を備えたゾーンを作り、その部分の利用に別料金を徴収するわけである。ロイヤルコーナーは乾式サウナを中心に構成されている場合が多い。これはお湯だけのお風呂屋さんが、サウナを設置するのに要する費用や光熱費を捻出する理由で、別料金にしやすかったからであろう。ロイヤルコーナーには豪華なカランを使用した洗い場を設置したり、一味違う超音波浴槽を設けるなどさまざまな工夫がこらされている。中には露天風呂もロイヤルに含まれているお風呂屋さんもある。