エア吸入口はいろいろ

超音波風呂や気泡風呂は空気を浴槽外のどこかで吸い込んで吹き出している。空気はパイプでつないで持ってくるので、空気の吸込み口はいわばどこにあってもよいわけである。よく見かけるのは浴槽の縁や周辺の壁面であるが、こったところでは浴槽内の仕切のパイプ手すり下面に穴をあけて吸込み口にしている所もある。又、浴室の高い壁に取り付けて、吸込み口に直接手が触れないようにしている場合などさまざまであるが、気泡風呂など多量の空気を必要とする場合は、送風機を設置している機械室の空気を直接取り込むこともある。この場合、機械室のにおいも一緒に浴室に持ち込んでしまうことになる。機械室に排水関係の会所や温水器などが設置されておれば、これらのにおいが浴室に入り込むわけである。さらに、浴室との温度差が大きいこともあり、釜場にエア吸入口を設ける場合は気を付けなければならない。やはり超音波風呂などの空気は、浴室内で取り込むのが違和感なく自然であろう。