かま。湯を沸かすうつわであるが、ボイラーとなった今でも、風呂屋の大将には「かま」と呼ぶ人が多い。釜の燃料は、昔はまきがほとんどで中には“おがくず”などもあったようである。今は廃木材や重油のお風呂屋さんが主で、最新のものではガスも導入されている。又、車の古いエンジンオイルなどが混ざった重油で燃料費の節約をはかっているお風呂屋さんもある。
今の“かま”は沸かした湯をダイレクトに使うのではなく、“かま”の中の湯を利用して、いわゆる熱交換であたためた湯を使う形式のボイラーが主流となっている。