全般効能

何よりも心身のリラックスが大きい。湯につかった時、サウナに腰をかけた瞬間について出る「ア〜ッ」とか「フ〜ッ」とかの大きなため息、「アレ」です。特にお風呂屋さんの大きな湯舟に体を伸ばして入るのは血管の圧迫が少なく、体の負担も軽いのでリラックス度が大きい。
風呂に入ると血管が広がって血行がよくなり、血圧が下がる。肩こりや神経痛も軽くなるとともに、リラックスして自律神経がくつろぐ。
体がさっぱりするから食欲が出る、酒がうまい、ぐっすり眠れる。体力を消耗するので、神経が高ぶって眠れない人などは体も程よく疲れてよく眠れるようになる。
又、サウナの常連客がよく口にする「風邪をひかなくなった」は確かな効能のようである。
他に「お風呂は心筋梗塞に強い心臓をつくる」との新聞掲載もある。入浴によって増加するたんぱく質が心筋梗塞を起こした心筋を守る働きをする。つまり心筋梗塞の発作に対して、事前の狭心症状と同じ「練習」の役目をお風呂がはたすことになるらしい。ただし体内温度が上がらないと効果がなく、汗をかくまで入る必要があるとのこと。カラスの行水ではダメで、広い空間で熱めの湯でものぼせないお風呂屋さんがピッタリの感じ。

なお、軟水やマイナスイオンによる効能などの情報がお風呂屋さんによっては掲載されている。
個人的には、寒い冬の絶好の暖房器具は風呂屋であり(但し、風呂上りには極端に体温が下る)、外出時のトイレはお風呂屋さんに飛び込むのが一番である。ここには使い放題野湯があってウォッシュレットが常にセットされているようなもの。こういうのも、効能というか風呂屋利用法としてあるのでは?