風呂屋の煙突

戦前は75尺(23m)の高さにほぼ統一されていたようである。
最近見るものは高さもさまざまで大阪市内では低い煙突が多く、東大阪市には高く立派な煙突がそびえている地域がある。
京都の古い風呂屋は土管を積み上げたものが主流。酒蔵の煙突を思わせるレンガ造の四角いものや金属製などさまざまだが、コンクリート製で屋号の他に“サウナ”などとくっきり書かれた煙突などはお風呂屋さんの元気印という感がある。
近年建物が建て込んだり、燃料の変化で不必要となって風呂屋の煙突を見かける事が少なくなった。


MEMO

大阪近郊の白いはちまきは、昔から工場の多い地域である事から、工場の煙突と見分けられるように風呂屋の煙突上部に白いはちまきを描いたものと思われる。中には2本線のはちまきもある。